破断・欠けはなぜ起きるのか

技術的な判断ポイント.力学的に見た実態

多くの破損は「摩耗」ではなく、衝撃拘束による破壊です。

カーボンブレードは典型的な脆性材料であり、
特に横方向せん断力に弱い特性があります。

• ウォーターハンマー現象

微量の結露水でも、非圧縮性液体との衝突時に曲げ強度(約50~70MPa)を超え、粉砕破断が発生

• 偏摩耗によるレバー作用

ブレード長さ差が0.1mmを超えると回転が不安定化し、 短いブレードが吸気口縁に衝突を繰り返し欠けを誘発

• 停止時の逆回転

逆止弁不良により、停止瞬間に逆回転が発生斜面が逆方向から壁面に衝突し、大破断に至る例が多発

⚠️ 補足(重要):

軸受クリアランスの確認を徹底してください。
摩耗量が 0.03mm を超えると、発生する振動によって高品質なブレードであっても破損に至る恐れがあります。